すりこぎダイアリー

世の中すりばち

Kinesis Advantage: Cherry MX RedとBlue switch (赤軸化、青軸化)

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Kinesis Advantageを同僚から中古で2台譲ってもらい、これを使い始めてかれこれ9年位になります。どこかで断線しているのかたまに「0」や「 -」が打てなくなることがあり、そろそろ買い換えようかとKinesisのサイトを見ているとCherry赤軸(Cherry MX Red)を採用した「Advantage Linear Feel (LF) 」というモデルが追加されていました。友人が赤軸採用のキーボードを絶賛しており赤軸には興味がありました。LFモデルに買い換えてみようかと検討していたら、Kinesisからパーツ単位での購入も出来るとの書き込み(ココとか、ココとか)を見たのでKinesisのテクニカルサポートに連絡してLFモデルのKeywellアッセンブリを購入してみました。お値段は左右各$45(セットで$90)+送料でした。

 

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交換はネジとリボンケーブル外して交換するだけなので簡単です。元々付いていたkeywellのPCBと赤軸のPCBは違うタイプの物でした。

 

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親指キー郡用に赤軸スイッチ12個も希望すればおまけで付けてくれます。但し親指部分は既に付いているスイッチを外して付け替えるか、スイッチの中身入れ替えるかとなるので多少面倒です。こちらのキーボードは親指部分は取り敢えず茶軸のまま使うことにしました。

 

Keywellをスイッチの無い状態でも購入出来るとのことだったのでこちらも1セット購入しました。こちらはセットで$19.80。既にやっている方がいたのでこちらのサイトも参考にしました。

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茶、赤ときたのでここは青を使ってみることに。スイッチはMX1A-E1NNという型番の物をJWシステムというお店から購入しました。

 

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左がkinesisから送られてきた赤軸スイッチ、右がJWシステムから購入した青軸スイッチです。左は脚が四本出ていますが、右は2本。

 

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赤軸の方の脚が四本なのはダイオードが入っているからです。残念ながらスイッチ単品で販売されているものの殆どはダイオードが入っておらず、JWシステムから購入したMX1A-E1NNもダイオードが入っていない物です。

 

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いちいちスイッチの中にダイオード仕込むのも面倒なのでPCBに直接ハンダ付けしました。今回使用したダイオードはFairchild 1N4148。秋月電子で汎用スイッチングダイオード下さいと言ったらこれが出てきました。50本で100円。

 

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ダイオードを付け終わったらスイッチ本体をハンダ付け。PCBをしならせるのでKinesisはホットボンドを使ってPCBをブラケットに固定しているようですが今回の作業にはホットボンドは使用しませんでした。代わりにマスキングテープと洗濯バサミの様な物で固定してハンダ付けしました。上下端のスイッチを付けてしまえば後は簡単です。

 

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作業自体は比較的簡単ですが、数がある分時間がかかります。こうやって自分でハンダ付けしてみるとKinesis Advantageの値段が少々高いのもしょうがないなと納得します。

 

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親指部分はスイッチ付け替えが大変そうだったので中身を入れ替える事にしました。

 

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青軸と茶軸の中身。

 

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こちらも完成。静かな赤軸は会社で、カチャカチャうるさい青軸は家で使う予定です。

 

叩いてみた感想ですが、茶軸に慣れているせいか、tactileの無い赤軸はスコスコといまいち物足りない感じ。暫く使っていると印象も変わって来るかも知れないので一ヶ月ほど使ってみてそれでも気に入らなけれは茶軸に戻そうかなと。青軸の方はカチャカチャちょっと安っぽい音がしますが、叩いていて中々楽しいです。 打った感じは昔(10年以上前)使っいたDatadeskのsmartboardに似ていて、それをもっと軽くした感じに思います。Smartboardは確かALPS製のスイッチでした。音もSmartboardよりはうるさく無いように思います。エルゴ系のキーボードでは過去にSmartboardや、Apple Adjustableキーボード、今はKinesis意外にTruly Ergonomic Keyboardなんかを持っていますがやはりKinesis Advantageが一番使いやすいです。これで後10年壊れずに頑張ってくれると嬉しいですね。

さて次回はキーキャップを替えてみます。