すりこぎダイアリー

世の中すりばち

Seismicトラックのスプリングを交換してみる。

Bustin Sojournに取り付けたSeismic トラック、フロント側に一番柔らかいMax Light、リア側に2番目に柔らかいSuper Lightのスプリングをインストールしているのですが、フロント側がもっとスパッときれてくれないかなとスプリング自体を交換してみました。


今回は2通りのアプローチで試してみました。
一つ目のアプローチはインナー側のスプリングを全縮長の短い、柔らかい物に交換する方法。

写真下が純正、上が今回試したスプリングです。長さは純正と同じ約60mm。外径は7.5mm。全縮長は約28mmです。


インナースプリングを交換したのは純正のインナースプリングはの全縮長が、アウタースプリングの全縮長よりも長い為に、アウターが頭打ちする前にインナーが頭打ちしてしまい、結果として舵角が小さくなっているのではないかと思ったからです。またインナースプリングで結構なプリロードが掛かっている為モッサリとしたレスポンスの原因になっていると思われます。このインナースプリングを全縮長がアウタースプリングの全縮長より短い物に交換し舵角を稼ぐ作戦です。また今回使用したインナースプリングはバネ定数が低いのでプリロードが掛かっていない状態に近くなるはずです。


2つ目のアプローチはアウタースプリングを更にバネ定数の低い物に替える方法。
流石にサイズピッタリの不等ピッチのスプリングは見つからず、等ピッチのスプリングを使用しました。長さは60mmと55mmを試しましたが、60mmは全縮長が期待していたよりも長くあまり舵角を稼げませんでした。55mmだと伸びきった状態のときスプリングがトラックから外れない程度の長さで、舵角もそれなりに稼げる様子。


下の写真左がMax lightのインナースプリングだけ交換した物、右がアウターに55mmのスプリングをインストールしたもの。55mmのアウターにしたときにはインナーは入れなくても走行中にスプリングは入れなくても外れることはありませんでしたが、念のため。


結果ですが、Max lightのインナースプリングだけ交換した物は期待していた結果に近いものが得られました。プリロードが大分減った分レスポンスは良くなり、舵角も以前より大きくなりました。
アウターを交換した物はインナースプリングだけ交換した物よりはキレがよく、舵角も同等かそれ以上。ですが、オンオフスイッチの様になってしまい中間が使いにくくなってしまいました。またセンターへの戻りがインナースプリングだけ交換したものの方が良いです。
しばらく乗り比べてみて最終的にアウタースプリング交換案は却下とし、インナースプリング交換を採用しました。今回使用したスプリングでスプリングがトラックから外れない程度のテンションは掛かっている様子ですが、しばらくこの仕様で様子をみようと思います。