すりこぎダイアリー

世の中すりばち

Sea and Sea MDX-D800 + Nikon TC-14E II

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だんだん涼しくなって夏ももう終わり。ダイビングシーズンももうそこまで来ています。冬のウミウシシーズンに備えて40mmのポートエクステンション(中間リング40)を追加しました。
今までは20mmエクステンション(SX中間リング)を使ってAF-S VR Micro-Nikkor 105mm(以下VR 105mm) + Canon 500Dクローズアップレンズ(以下500D)をハウジングに収めていたのですが、40mmのエクステンションを使えばVR 105mm + TC-14E II + 500Dを収めることが出来ます。ポートはDXマクロポートベース + DXマクロポート50Ⅱを使用しています。


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手前が20mmのポートエクステンション(SX中間リング)、奥が40mmのポートエクステンション(中間リング40)です。


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VR 105mm + TC-14E IIだけならばぎりぎり20mmエクステンションで収まります。TC-14E IIを使うことで150mm相当(水中では200mm相当)の画角になり倍率も1.4倍になりますが、最短撮影距離は105mmの時と同じです。105mmでも最短撮影距離が陸上で31.4cm(水中約40cm)と割とあるので伊豆等の様に透明度が低く浮遊物の多い海ではクローズアップレンズで寄れるようにしないと使いづらいと感じます。(追記:色々試したところクローズアップレンズを付けても倍率は上がりますが最短撮影距離はほとんど同じでした)VR 105mm + TC-14E IIにINON UCL-165M67やUCL-330M67等のウエットレンズを使うという手もあるのですが、普段VR 105mm + 500Dでの使い勝手が気に入っている為VR 105mm + TC-14E II + 500Dの構成で使えるように40mmエクステンションを購入してみました。VR 105mm + TC-14E II + 500Dで倍率は2倍程度になりますが、フォーカスできる範囲が狭まる為フレームに収まる被写体も幅14cm程度までになります。


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基本置きピンで撮影していますが、TC-14E IIの装着時はオートフォーカスが未装着時に比べ大幅に迷う為フォーカスギア無しでは使い物にならなそうです。TC-14E II装着時にそのままではフォーカスギアが使えないのでフォーカスギア用のエクステンションを3Dプリンターでプリントしました。やっつけですが一応ちゃんと機能しています。最初はレジンキャストで作ってみたのですが修正を加えて2個めを作る際に型取り用のシリコンが無くなってしまったので3Dプリンターでプリントする事にしました。仕上がりはレジンキャストの方が見た目が綺麗ですが、簡単に何度も作り直せる3Dプリンターは格段に便利です。



SEA&SEA SX中間リング

SEA&SEA SX中間リング

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED フルサイズ対応

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED フルサイズ対応