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LDP: Don't Trip SlalocybinsでMini Top-Mount Pumper

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Don't Trip SlalocybinsでMini Top-Mount Pumper組んでみました。

Long Distance Pumping(ロングディスタンスパンピング)用のデッキで根強い人気のトップマウントのデッキが気になり購入を検討するも、最近新しいデッキを購入したばかりなので、取り敢えずトラックだけ購入しました。トップマウント用という事で選んだのはピボットアングル(ベースプレートアングル)を調整可能なDon't Trip Slalocybinsです。

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デッキはまだ購入していないものの、眺めているだけではもの足らず、Slalocybinsがどんなものか乗ってみたくなり、トラック以外は家にあった残り物のパーツを使用しMini Pumperに仕上げてみました。組み上がったパーツ構成は以下の通りです。

  • デッキ: G|Bomb Cambiar 4ply 24 inch
  • フロントトラック: Don't Trip Slalocybins front truck 125mm
  • フロントブッシュ: APS 60a barrel BS/WFB 68a cone RS
  • リアトラック: Don't Trip Slalocybins rear truck 100mm
  • リアブッシュ: KranK 83a barrel BS/Reflex 74a barrel RS
  • ウィール: Tunnel Krakatoa 70mm 78a
  • ベアリング: 不明(buitinタイプ)

リアトラックはリバースマウント

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Slalocybinsはフロントトラックのピボットアングルを30度〜70度、リアは10度〜40度に調整可能です。今回フロントトラックは60度に設定しました。リアは20度に設定し、ホイールベースの短さ(50.5cm)を補う為通常と反対方向にマウント(リバースマウント)しています。リバースマウントするとリアのトラックもフロントのトラックと同じ方向へ曲がろうとするので回転半径が大きくなり、結果ホイールベースを伸ばすのと同様の効果があるという訳です。フロントとリアのピボットアングルが同じ場合曲がらないですが、フロント60度、リア20度の様にフロントのピボットアングルがリアよりも大きければちゃんと曲がります。G|Bomb Cambiarはキャンバーがついているので、ちゃんとは測っていませんが、実際のピボットアングルはフロント55度、リア25度辺りでは無いかと思います。重さは測ってみたところ2.8kg程でした。

ピボットアングル、ブッシュの設定ついでに動画も撮ってみました。実際走らせてみると期待していたよりちゃんとパンプ出来ます。乗った感じも、トップマウントに慣れていないのと両足共にトラックの真上に来る感じなので多少の違和感はありますが、フルサイズのLDP用のボードとあまり変りは無かったです。ブッシュに関しては、特にフロントのブッシュは、もう少し色々試してみたいところです。
ちなみにSlalocybinsはハンガー、ピボット両方に球面軸受が入っておりハンガーを外すのがちょっと面倒です。ハンガーを外す際、キングピンを下げて外す以外の方法が見つからず、キングピンを下げるにもハンマーで叩いて下げるしかなかったです。キングピンを下げる際はなるべくダメージが無いようにベースプレートをドライヤーで温めました。ボード側のブッシュを変えるにはハンガーを外す必要があるのでブッシュのセッティングが決まるまでなかなか面倒です。キングピン下げずにハンガー変えられたという人がいたらどうやっているのか聞いてみたいところです。ハンガーの球面軸受を外すという手もあるようですが、私は外せませんでした。


LDP: 24 inch mini pumper with Don't Trip Slalocybins (スケートボード パンピング)
動画ではリアのブッシュが「KranK 83a barrel BS/APS 70a barrel RS」ウィールが「Tunnel Krakatoa 70mm 89a」とありますが、入力ミスです。

今回も撮影はInsta360 ONE Rを使用しました。これなかなか便利です。

追記: 10km程走らせてみました。10kmでは平均速度17.8 km/hとフルサイズのボードと僅差無い結果でした。ただし、大きくカーブを描きながらリア側を踏み込むようにパンプしたり、リア側を強めに踏み込むとリアが滑るのでウィールはもうグリップする物に変えたほうが良さそうです。(追記:新しいウィール注文した後に、単にウィールバイトしていた事に気づきました。)
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