静かなキャンプ場ではFFヒーターは煩いんじゃないか問題
10月上旬にお休みを頂いて10泊11日で東北をキャンピングカーで回ってきました。気温が一桁台になる日もあり何度かFFヒーターを使用しました。
10泊中4泊でオートキャンプ場を利用したのですが、その中の1つはサイト同士の距離が割りと近く、更に夜9時頃にはシーンとしてとても静かでした。
とここでふと「自分がテント泊だったら、この環境でFFヒーター使われたら結構煩いんだろうな」と。調べてみるとFFヒーター禁止というキャンプ場もそこそこあるようした。
ちなみにエアコンのヒーターはどれくらい音が出るのか一度試してみましたがそこそこ煩いです。一般的にエアコンはクーラーでの使用時よりもヒーターでの使用時の方が室外機煩くなるようです。
出力(W数)の低めなセラミックファンヒーターを探してみました。
7782Whのサブバッテリーを電源として使用する事を想定して出力低めなセラミックファンヒーターを探してみました。
車中泊用として今回下記のセラミックファンヒーターを候補にしました。
候補4: アビテラックス ACH600(600W/300W)
メーカーの商品ページ: 商品紹介|人感センサー付きミニセラミックヒーター | ACH600-WH/ACH600-BG/ACH600-GY|吉井電気株式会社
出力2段階切り替えで強600W、弱300Wです。同様に600W/300Wで切り替えられる商品にドウシシャCHY-063や、コイズミKPH-0611がありますが、デザインが好みでないので除外しました。ドウシシャCHY-063は候補からは外れたのですが、今回検討したモデルの中で唯一リモコンが付いています。Switchbot等でコントロールしたい場合はドウシシャCHY-063一択になりますね(リモコンは赤外線だと思いますが、未確認です)。
候補5: デロンギ HFX12D03(360W)
メーカーの商品ページ: 製品情報 詳細 | De'Longhi デロンギ
360W固定ですが、騒音レベルのメーカー公表値が30.4dBと静音性が魅力です。大きさもコンパクトで良いですが、他のモデルに比べやや高い値段設定です。
候補6: スリーアップ CH-T2276(800W/400W)
メーカーの商品ページ: CERAMIC HEATER(人感センサー付 2WAYスリムセラミックヒーター)|PRODUCT|THREEUP(スリーアップ)
こちらは400Wと800Wの切り替えです。300W/600W切り替えのモデルよりも一回り大きいサイズ感のようです。このモデルは風向調整は無いですが、縦置き、横置き出来るようです。
その他、出力(W数)の低いセラミックファンヒーター
トップランド SC-CH23(200W)
メーカーの商品ページ: 製品情報 | その他家電 | SC-CH23 WT | 株式会社トップランド(TOPLAND)
200Wと消費電力は少ないのでポータブル電源でも使用出来そうです。我が家の708Whのポータブル電源でも3時間ちょい使えそうです。
10時間使っても2000Whと、我が家のキャンピングカーのサブバッテリーは7782Whなのでもう少し出力のあるものでも良さそうです。
トップランド SC-CH33(300W)
メーカーの商品ページ: 製品情報 | その他家電 | SC-CH33 | 株式会社トップランド(TOPLAND)
候補モデルの出力・サイズ一覧表
候補に上がったモデルのサイズ、出力等の一覧表を作ってみました。
メーカー | モデル名 | 消費電力 | サイズ | 風向調整 | 切タイマー |
---|---|---|---|---|---|
アビテラックス | ACH600 | 600W/300W | W125×H182xD89 mm | 可 | 有り(1H/2H/4H) |
デロンギ | HFX12D03 | 360W | W150xH180×D110mm | 可 | 無し |
スリーアップ | CH-T2276 | 800W/400W | W270mm×H120xD120mm | 不可 | 有り(1H/2H/4H) |
トップランド | SC-CH23 | 200W | W131×H75×D84mm | 可 | 無し(8Hで自動停止) |
トップランド | SC-CH33 | 300W | W118xH157xD102mm | 可 | 無し(8Hで自動停止) |
アビテラックス ACH600とスリーアップ CH-T2276を買ってみました。
アビテラックス ACH600をヨドバシカメラで、スリーアップ CH-T2276をメルカリで購入してみました。スリーアップ CH-T2276と比較するとアビテラックス ACH600はとてもコンパクトです。両モデルともに出力を切り替えられますが、アビテラックス ACH600の方は強弱の切り替えで風の強さも変わります。スリーアップ CH-T2276の方は強弱共に一定の風の強さです。両方とも音はそれなりにします。
アビテラックス ACH600をキャンピングカーで使ってみることにしました。
コンパクトなサイズのアビテラックス ACH600をキャンピングカーで使ってみることにしました。アビテラックス ACH600は本体上部にスイッチ類が付いているので、写真のようにテーブルした等に置いた際にも使いやすいです。
外気温2,3℃で試してみたら、300Wでも頻繁に出入りしなければ一度温まった車内の温度をある程度維持するぐらいは出来るようでした。ただ、外気温が氷点下になってくるとちょっと厳しいのかなとも思います。かといって600Wでの稼働はサブバッテリーの容量(7782Wh)を考えると長時間の稼働は厳しいので、安心して長時間稼働出来るのは電源付きサイトの時ぐらいでしょうね。とは言うものの、300Wの稼働でも無いよりはだいぶ良いかと思います。寝るときは電気敷き毛布も併用するので、寒くて寝れないと言うことにはならないかなと。
スリーアップ CH-T2276は自宅の仕事部屋で
スリーアップ CH-T2276は暖房器具の無い仕事部屋で使うことにしました。8畳程の足元に置いて400Wで稼働させていますが温風が当たっている足元は暖かく助かっています。一つ残念なのはスリーアップ CH-T2276のスイッチ類は本体前面に付いているタッチ式のセンサーで、アビテラックス ACH600の様に足で押したり出来ません。毎回屈んで押さなくてはいけないのがやや面倒です。400W/800Wの切り替えで風量は変わらないので800Wにしても煩くならないのは良いです。ほぼほぼ400Wで使っているので静かそうなデロンギ HFX12D03でも良かったかなと思いますが、メルカリで送料込み3,500円で変えたのでこれはこれでよかったのかなと思います。
やっぱり石油ファンヒーター?
FFヒーター並の暖房能力を求めるならやはり石油ファンヒーターが良いような気がします。コロナのミニシリーズの石油ファンヒーターあたりがサイズ的にも丁度よさそうですが、FFヒーターがあるのにわざわざ石油ファンヒーターを用意するのもなんだかなぁと思うのが正直なところです。
冬に入ってから何度かキャンプ場にも行っていますが今のところFFヒーターを使うことを躊躇う状況にはまだ1度しか遭遇しておらず、その際には気温も一桁台で氷点下にはなっていなかったのでセラミックヒーターで凌げました。アビテラックス ACH600はサイズもコンパクトなのでとりあえずキャンピングカーに積みっぱなしにしています。とりあえずはこのまま様子を見てみようかなと思います。