やっと届いたTTX
4月6日に発送されたもののコロナの影響でなかなか届かなかったGBomb TTXが5月9日にやっと届きました。TTXはGBombから発売されているTTA、TTS等のTorsion Tailシリーズに新しく追加されたモデルです。
パッケージの中身はTTX本体、ベアリング1トラック分、Infinity Minor Longboard Boltsの1.25インチと1.50がそれぞれ1つづつ、Riptide APS Tall Barrel 80aが1つ、そして3Dプリントされたアングルライザーです。
TTXとTTA/TTSとの大きな違いはこの球面軸受です。GBombの商品説明では「This design provides the purest return of energy and centering to the tail of your pump. There is no loss from the squishing and rubbing of a bushing interface. 」と謳っています。要はブッシュを介さないのでエネルギーのロスが無いと謳っているわけですね。
TTX本体のパーツ構成はこの様になっています。黒いスペーサーはtallサイズのブッシュの長さに合わせてあり、黒いスペーサーの代わりにブッシュを取り付ける事も可能です。TTXのみでは柔らかすぎる場合は写真の様に真ん中にブッシュを取り付けて硬さを調整できるようです。
ブッシュは球面軸受が干渉しないように削りました。
取り付けはホイールベースが最短の位置にハードタイプの2度のアングルライザーを使用して取り付けました。
さっそく色々な設定を試してみました。
いくつか違う設定で2kmづつ走ってみて試してみました。
最初は一番シンプルなブッシュ無しを試してみました。TTSとは全く乗り味が違いかなり柔らかくレスポンスも凄く早いです。TTSに比べやや上りや向かい風でも楽に走れるようになります。慣れていないせいか激しめにパンプしてスピードを上げるとやや不安定な感じで、パンプの切り返し時にボトムアウトするのか一瞬ズズッ少し滑る様な感じです。でもこれかなり楽しいです。翌日にウィールを79aから77aに変更して試してみたらグリップを失う様な感じはかなり軽減されましたが、転がり抵抗が増したせいか、79aの方がスピードを維持しやすいように思い取り敢えずフロント側だけ79aに戻しました。。今回試した中ではブッシュ無しの状態が一番TTXの特徴が分かりやすかったです。
次に試したのは真ん中にRiptide APS Tall Barrel 80aです。抵抗が増えるのでモッサリした感じになりました。上りや向かい風ではブッシュ無しの方が明らかに楽でした。
外側にRiptide WFB 68a tall cone。これもかなか楽しいです。WFBなのでリバウンドは控えめですがまったりサーフスケートの様に走るのに合っているように思います。もう少しリバウンドの期待できる70aのAPSもちょっと試しましたがフロント側を柔らかくしすぎているせいか70aのAPSだとリア側がウィールリフトが発生してしまいました。フロント側を硬く設定すればTTX側にもう少し硬めのブッシュも使えて設定の選択肢も増えそうです。
真ん中にWFB 68a。ブッシュ無しの状態よりもレスポンスは些少落ちますがパンプの切り返し時にグリップを失う様な感じも無く乗りやすい印象でした。
ブッシュ無し、真ん中にWFB 68aでの設定を最小幅でも試してみました。最小幅ではブッシュ有り無しの差が分かりにくくなった様な気がします。既に連続して色々試していたせいもあってか幅の差による乗り味の差はいまいち分かりませんでした。
TTSよりも多用途に使えそう
今回は試していませんが、外側+真ん中という設定も出来ます。ブッシュの組み合わせで乗り手の好みに合わせて幅広く設定できそうです。実際にTTXを使ってみるまで既に持っているTTS(初期バージョン)/TTS Slimとそこまで差があるとは思っていませんでしたが、予想以上の違いでした。特に上りや向かい風でのパンプが楽になったのは嬉しいです。今回は短距離で試しただけなのでもう少し長距離で好みの設定を探して行きたいと思います。
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